むし歯|東郷町の歯医者|YUTA DENTAL CLINIC|土曜診療・ネット予約

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むし歯

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むし歯とは

むし歯を語るにおいて絶対に必要な輪についてまず説明しておきます。Keyesの3つ輪とNewbrunの4つの輪です。
1960年代、Keyes博士は個体要因、環境要因、病原要因の3因子が重なる条件ではじめてむし歯が発生するという、う蝕(むし歯)3大要因モデル‘Keyesの輪’を提唱しました。その後、Newbrun博士によって時間因子が加えられ‘Newbrunの4つの輪’が出来ました。

Keyesの輪

Keyesの輪

Newbrunの輪

Newbrunの輪

個体要因

歯の構造および形態、歯列不正、唾液など

環境要因

食べ物の種類や粘性など

病原要因

むし歯に関与する病原性の強い細菌

時間的要因

食査が歯に停滞し続ける時間

むし歯になるときはこれらの条件がうまく重なり合い上記に示す輪の真ん中の赤い部分の時!!
ならむし歯を回避する方法はこの図を見れば簡単にわかるはず。しかしここで予防の話をするのはやめておきましょう。気になる方は予防のほうをチェックしてみてください。

歯の構造について

歯の構造について

エナメル質

歯の一番表層を守っている一番硬いところ

象牙質

エナメル質の下にあり、無数の細管が通っており神経につながっている

歯髄

いわゆる歯の中に入っている神経です

歯槽骨

歯を支える骨です

歯肉

歯茎です

むし歯の進行と治療法について

初期のむし歯

初期のむし歯

特徴

初期のむし歯とはエナメル質内に限局したむし歯のことです。象牙質に達していないのでほとんど痛みを感じることはありません。色が黒くなっていることで気づけることもありますが、あまりに小さいのでお口のメンテンスに通っていないと見落とすことがほとんどです。

治療法

むし歯は小さいので麻酔を使わず治せることも。むし歯の部分を削ってとり、レジンと呼ばれるプラスチックの材料で修復します。保険治療適応で1回で治療が終わります。

内部に進行したむし歯

内部に進行したむし歯

特徴

内部に進行したむし歯とは、象牙質までむし歯が進行したむし歯のことです。この段階までむし歯が進行すると冷たいものがしみるようになります。 さらに神経に近い部分までむし歯が進行したものは食査が穴に詰まると痛みを伴うようになります。この段階でほとんどの人はむし歯があることに気づくことになるでしょう。

治療法

まず治療には麻酔が必要となります。むし歯を除去しレジンにて修復を行うということに関しては初期むし歯と同じですが、むし歯の進行が神経の近くまで進んでいると治療をしても痛みが引かないうケースもでてきます。 ですから治療は複数回にわたる可能性もあります。この治療も保険適応です。詳しは治療の際説明するのでご安心を。

神経まで進行したむし歯

神経まで進行したむし歯

特徴

神経まで進行したむし歯とは文字通りむし歯が神経まで進行し神経がむし歯の細菌に感染してしまった状態のことです。こうなると非常に痛みをともなうので我慢できず歯科を受診することがほとんどです。ここまでくると熱いものがしみるようになり、何もしていなくても痛みを伴うことがほとんどです。 一度むし歯の細菌に感染した神経は保存することが不可能ですので、神経をとる治療が必要になってきます。治療回数は複数回かかり治療期間は1ヶ月以上かかるようになります。

治療法

まずこの段階までくると痛みの症状が強く出ているときは麻酔が全く効かないため、即座に治療できません。 痛みをすぐ何とかしてほしいのはわかるのですが、その場合涙を流して治療することになります。まずこういう場合は薬で痛みを落ち着けてからの治療となります。痛みがある程度落ち着いたら、むし歯を除去し神経を取り除いていきます。いわゆる根っこの治療と呼ばれるものです。 神経の治療が終わったら穴が開いた部分を修復して治療完成となります。この治療も保険診療適応です。

歯の大部分まで進行したむし歯

歯の大部分まで進行した

むし歯

特徴

歯の大部分まで進行したむし歯とは、もう歯の大部分がむし歯で溶かされて根っこだけの状態になっているものです。 この状態になる神経は死んでいるのでしみたりすることはありません。 しかし神経がむし歯の菌に感染してから時間が経過しているので、根っこの先つまり根尖部に膿がたまって腫れることがあります。 こうなると非常に痛みが伴うので注意が必要です。

治療法

この状態になると歯を残して治療できる確率は低く、ほとんどの場合抜歯になります。まれに歯を残せることもありますが予後があまりよくないことが多いです。

当院のむし歯に対する考え

なるべく削らない治療プランの
ご提案

一昔前までのむし歯治療といえば、むし歯の原因に対して深い考えがないままむし歯ができていれば歯を削っていました。そのため病原性の弱い一般口腔細菌によると思われる初期むし歯にも直ちに切削充填する歯科治療が行われ、病原性が強い細菌のむし歯に対してはカリエスリスクのコントロールが不十分なまま切削治療のみが行われ二次う蝕の発生が後をたたない現状でした。最近では治療法や考えが見直されてきて極力切削は避ける方向へと変わってきています。 ですので壊れたものを治すではなくしっかりとした診断と治療プランを当院ではしたいので治療期間は長くなることをご了承ください。

痛みやストレスに配慮し治療いたします

痛みに対する不安・治療内容に対する不安・歯を削る際の音や環境に対する不安など、様々な不安を持って来院されると思います。 治療に対する不安をなくすために、痛みに配慮した治療を心がけております。治療器具に関してもなるべく最新のものを使用して患者様の負担軽減に努めます。